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ひったくり多発?

プノンペンでひったくりが横行しているらしい。

バイク等で後方から追い越しざまにひったくる手口が典型的で、
一時日本でも流行った手口。

日本でよるある、歩きながらスマホをいじる、いわゆる歩きスマホなんかは
格好のターゲットとなる。

そんなのは平和な日本だからできる芸当であって、
こっちだと、無防備まるだしで、どうぞかっぱらってくださいと言ってるようなもの。

現地ではそんなやつはまずいない。

ひったくりと言えば、
以前にベトナムで遭遇したことがある。

その時は運よく何もとられなかったが、
直接的に見知らぬひったくりに遭遇するなど、なかなかないことなので、
ショッキングな出来事だった。

飲みに行って、店を出た時だった。
突然、変な化粧をした女が、なにかわめきながら体を触ってきた。

ただでさえ英語が通じにくいベトナムで、英語が通じないのは明らかだったが、
他に抵抗のしようがないので、振り払おうとしながら苦し紛れに、
What? とか、
What are you doing?

とか言ってみたが、
意味がわからないことをわめきながら、今度は腕にはめていた腕時計を奪おうとしてきた。
金になりそうなものなら、なんでもひったくるつもりなんだろう。

ボロボロの腕時計だったが、それでもないと困るので、
どんな事情があるのか知らんが、こんなわけのわからないひったくりに取られるわけにはいかない。

なんだ、この変なやつは...

ぶん殴ってやろうかとした時、
後方には、仲間と思われる男が、バイクにまたがり、こっちの様子をうかがっている
ことに気付いた。

共産主義国家のベトナム。

へたにトラブルに巻き込まれると、この先理不尽なことが待っているだろうと思い、
とにかく強引に振り切り、その場は難を逃れたのだった。

しばらくして、歩いていると、
目の前にバイクが止まって、いきなり、

「うろうろ歩いていたら、ああいうのが来る、タクシーに乗りなさい。」

みたいなことを、日本語で話しかけてきた。

見覚えのないおばさんだったが、
こっちのことを知っているのか、明らかに日本人だと思われたからなのか、
なんで「日本語」でそんなことをわざわざ言ってきたのか、
少しは感謝しつつも、なにがなんだかわけのわからないまま、ベトナム生活のなかで、最大級のインパクトを残した顛末だった。
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